偉人の迷言 vol.4
はじめに
今回は偉人の迷言シリーズ第4弾ということで、ちょっぴり怖い迷言を紹介します。
①太宰治の迷言
以前、「推し活」の日本史でも紹介しましたが、太宰治は芥川龍之介に憧れていました。
そんな太宰治は芥川賞の候補にノミネートされるものの、審査員だった川端康成が難色を示したこともあってか、受賞を逃します。
そのため、太宰治は川端康成に対し、このような手紙を送りました。
小鳥を飼い、舞踊を見るのがそんなに高尚か。刺す
太宰の恨みの深さが伝わるような迷言ですね。
②夏目漱石の迷言
『吾輩は猫である』『坊ちゃん』などで知られている夏目漱石ですが、このような怖い発言をしています。
かんしゃくが起こると妻君と下女の頭を正宗の名刀でスパリと斬ってやりたい
いや怖い。怖すぎます。
③横光利一の迷言
横光利一が菊池寛と川端康成と牛鍋を食べに行った時のこと、横光利一だけは牛鍋を食べようとしません。
食べない理由を問われた横光利一はこのように答えました。
今ここで美味しいご馳走をみんなと腹いっぱい食べてしまったら明日からの孤独な貧乏生活に耐えられそうにないので遠慮する
先の二つの迷言と比べると幾分微笑ましいものかもしれません。
おわりに
偉人たちも怖い側面があったり、恐れているものがあったりしたことがわかりますね。
参考文献・参考サイト
- 彩図社文芸部
- 『文豪たちの悪口本』(彩図社、2019年)