偉人の陰にあだ名あり vol.4

はじめに

今回は、「偉人のあだ名」第4弾として「親父」にまつわるあだ名を持つ人物を三人紹介します。

徳川家康のあだ名

一人目は徳川家康です。今年の大河ドラマ「どうする家康」で松本潤さんが演じています。
そんな徳川家康には「狸親父」というあだ名がありました。関ヶ原の戦い後の伊達政宗や毛利輝元に対する対応を見れば納得ですね。

渋沢栄一のあだ名

二人目は渋沢栄一です。2021年の大河ドラマ「青天を衝け」で吉沢亮さんが演じていました。来年から発行される一万円札のお札の顔ですね。
そんな渋沢栄一には「日本資本主義の父」というあだ名があります。約500もの会社の設立に携わり、中には帝国ホテル、アサヒビール、みずほ銀行など現在も存続している会社もあります。今日の会社の大半は渋沢栄一がいなければ存在しなかったかもしれません。

北里柴三郎のあだ名

三人目は北里柴三郎です。ペスト菌を発見し、破傷風血清療法を確立しました。多くの功績を残し、ノーベル賞の候補になったこともありました。なお、北里柴三郎も来年から発行されるお札の顔(千円札)です。
そんな北里柴三郎には「雷親父」というあだ名がありました。いかにも仕事に厳しい人だと推測できますね。 
ちなみに、雷はドイツ語で「ドンネル」と言うそうです。強そうな印象をさらに感じさせます。

おわりに

今回は「親父」に関するあだ名を持つ人物を紹介してきました。あだ名からも人となりが見えてきますね。

参考文献

参考文献・参考サイト

本郷和人
『東大教授が教える やばい日本史』(ダイヤモンド社、2018年)
「近代医学の父 北里柴三郎」
(BS朝日)
東京商工会議所
東京商工会議所 「渋沢栄一が関わった約500の企業等」(https://www.tokyo-cci.or.jp/)(2023-12-08アクセス)
北里柴三郎記念館
「博士について」(https://s-kitazato.jp/)(2023-12-08アクセス)