うまくいかないときには

はじめに

個人的な話になりますが、私の家には「名言カレンダー」なるものがあります。
その中の一つに「人生にはまさかの坂がある」という言葉があります。
確かに、人生にはうまくいかない時や不測の事態に見舞われる時もあります。偉人も例外ではありません。


それでは偉人はうまくいかない時をどう考えていたのでしょう。4人の人物の名言を紹介します。

黒田官兵衛の名言

1人目は黒田官兵衛(本名孝高。出家後は如水と名乗る)です。軍師として活躍し、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人の天下人に仕えた人物です。2014年の大河ドラマ「黒田官兵衛」では岡田准一さんが黒田官兵衛役を演じました。

黒田官兵衛は次のような言葉を残しています。

「諸事心のままには成らざる物に候間、堪忍之分別第一に候事。」*1

*1 『歴史人』2022年3月号(ABCアーク、2022年)

官兵衛は敵に幽閉されたり、優秀すぎるが故に秀吉から警戒されたりと波瀾万丈な生涯を送った人物でした。その苦労が垣間見える発言ですね。

徳川光圀の名言

2人目は徳川光圀です。江戸時代、水戸藩(現在の茨城県)の藩主だった人物です。「黄門さま」という愛称で知られています。ラーメンを食べたことでも知られています。

そんな徳川光圀はこのような言葉を残しています。

「苦は楽の種。楽は苦の種」*2

*2 『歴史人』2022年3月号(ABCアーク、2022年)

苦しいときに励まされるような言葉ですね。

福澤諭吉の名言

3人目は福沢諭吉です。この人物については「偉人の迷言vol.1」や「『学ぶ』ということ」を参照ください。彼はこのような言葉も残しています。

「すべて事の極端を想像して覚悟を定め、まさかの時に狼狽せぬように、後悔せぬように」*3

*3  真山知幸 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)

この言葉を肝に銘じたいものです。

松下幸之助の名言

4人目は松下幸之助です。松下電器(現在のパナソニック)の創業者で、「経営の神様」とも称されました。

松下幸之助はこのような言葉を残しました。

「逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれその与えられた境涯に素直に生きる事である。謙虚の心を忘れぬ事である。」*4

*4 真山知幸 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)

一代で大企業を作り上げた者ならではの重みを感じる言葉です。

おわりに

うまくいかない時は考えよう次第ですね。

参考文献・参考サイト

『歴史人』2022年3月号
(ABCアーク、2022年)
真山知幸
『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)