「学ぶ」ということ

はじめに

誰もが一度は「勉強しなさい」と言われてげんなりしたり、「なぜ勉強しなければいけないのか」と考えたりしたことがあるかもしれません。
しかし、偉人たちは「学ぶ」ということに対し異なる捉え方をしていました。今回は3人の人物の名言を紹介します。

大村益次郎の名言

1人目は大村益次郎です。戊辰戦争で活躍し、近代軍制の生みの親と言われました。大村の死後、山県有朋が遺志を引き継ぎ、徴兵令を実施しました。

「常識を発達せよ。見聞を広くしなければならぬ。小さな考えでは世に立てぬ。」

『歴史人』2022年3月号(ABCアーク、2022年)

大村は医師、蘭学者、軍人としての顔を持っていました。説得力がありますね。

津田梅子の名言

2人目は津田梅子です。6歳の時に岩倉使節団の留学生として欧米に向かいました。のちに女子英学塾(現在の津田塾大学)を創設しました。津田梅子はこんな名言を残しています。

「人は無知を見て初めて知識の大きさを実感する。」*1

真山知幸 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)

ソクラテスの「無知の知」に通じる言葉ですね。

福澤諭吉の名言

3人目は福沢諭吉です。『学問のすすめ』の作者であり、慶應義塾を創設した人でもあります。この人物は「偉人の迷言vol.1」でも紹介しました。
福澤諭吉はこんな名言を残しています。

「賢人と愚人の別は、学ぶと学ばざるとに由りて出来るものなり」

真山知幸 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)

『学問のすすめ』は冒頭の「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」が有名ですが、本当に言いたいことはこの言葉だと考えられます。

おわりに

こうしてみると、偉人たちは「学ぶ」ことは自らの視野を広げるもの、と捉えていたようです。
学ぶことは苦行や強制されることではないことを偉人たちは教えてくれます。

参考文献・参考サイト

『歴史人』2022年3月ごう
(ABCアーク、2022年)
真山知幸
『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)