お札の顔の変遷

はじめに

この度、紙幣が新しくなりました。
そこで今回はお札の顔がテーマです。

紙幣の歴史

まずは日本の紙幣の歴史を見ていきます。

実は、南北朝時代に後醍醐天皇は紙幣の発行を計画したことがありました。もし実現していれば日本で一番古い紙幣だったのかもしれません。

その後、江戸時代になると、全国的には金貨・銀貨・銅銭が用いられます。
しかし、一部の藩では財政難に対処するため、藩札が用いられ、紙幣のように機能していました。

その後、明治時代になると、銀行が作られ、銀行券が発行されるようになります。
後に日本銀行が設立され、日本銀行のみに紙幣発行権が与えられました。

お札の顔の変遷

ここから先は、千円札、五千円札、一万円札のお札の顔を見ていきます。

まずは千円札です。ヤマトタケルノミコト、伊藤博文、夏目漱石、野口英世と変わり今回北里柴三郎が新たな千円札の顔になりました。

続いて五千円札です。新渡戸稲造、樋口一葉と移り変わり、今回、津田梅子が新たな五千円札のお札の顔になりました。

最後に一万円札です。聖徳太子、福澤諭吉ときてこの度渋沢栄一が新たな一万円札のお札の顔になりました。

おわりに

紙幣が変わると、お札の顔に対するありがたみが増しますね。

参考文献・参考サイト

童門冬二
『お札になった日本人』 (池田書店、2005年)