歌と日本史

はじめに

朝ドラ「ブギウギ」が放送中ですね。この物語は趣里さん演じる福来スズ子(モデルは笠置シヅ子さん)を題材とした話です。物語中では「東京ブギウギ」をはじめ、多くの歌が登場しますね。
そこで今回は歌がテーマです。

人々は歌を歌ってきた

今でこそカラオケなどで人々は歌を歌って楽しんだり、ストレス解消をしたりしているかもしれません。
しかし、歌う、歌を楽しむという行為は古来から日本でも行われてきたことでした。

歌の歴史

例えば、平安時代、貴族たちは和歌や漢詩を声に出して音の響きを楽しんでいました。これもある意味で歌と言えるでしょう。

また、鎌倉時代になると、琵琶法師が「平家物語」を唄い広めていきました。

それから、室町時代になると、小歌(節付けされた歌)が登場しました。安土桃山時代には高三隆達が節付けした隆達節が流行しました。

やがて、江戸時代に入ると人形浄瑠璃(人形劇と歌が合わさったもの)が流行します。のちには人形浄瑠璃から派生して唄浄瑠璃(歌だけ)が登場しました。

その後、明治時代になると、西洋音楽が日本にも導入されます。そこから大正時代に入ると流行歌が登場し、歌謡曲へとつながりました。
ちなみに2020年の朝ドラ「エール」では窪田正孝さん演じる古山裕一(モデルは古関裕而さん)が流行歌を作るのに苦戦する様子も描かれていました。

その後、昭和時代になると、歌は当時の世相の影響を受けるようになります。
戦前は軍国歌謡が、戦後はブギ、ジャズ、シャンソン、ロカビリーが流行し、いずれも歌謡曲に影響を与えました。
さらに、ビートルズの来日以後は8ビートのリズムが歌謡曲に取り入れられるようになります。その結果、フォーク、ポップス、ニューミュージックやJ-POPなどが生まれました。

そして、今日ではK-POPやボカロなども登場し、人々は多様なジャンルの歌を楽しむようになっています。

おわりに

こうしてみると、歌は歴史と密接に関わっていますね。

参考文献・参考サイト

大津透ら編
『岩波講座 日本歴史 近現代5』(岩波書店、2015年)
菊池清麿
『日本流行歌変遷史』(論創社、 2008年)