新生活への処方箋
はじめに
新年度が始まって2週間ほどが経ちました。中には進学や就職など新生活にワクワクしている人も、ドキドキしている人もいるかもしれません。
今回は新生活を迎えた人々に処方箋となる名言を3つ紹介します。
河井継之助の名言
1つ目は河井継之助の言葉です。河井継之助は長岡藩(現在の新潟県の一部)の家老で、戊辰戦争の時に奥羽越列藩同盟の一員として新政府軍と戦った人物です。昨年映画化された司馬遼太郎の『峠』という作品は河井継之助を主人公としています。
そんな河井継之助の名言がこちらです。
「天下になくてはならぬ人となるか、あってはならぬ人となれ」*1
*1 近世名将言行録刊行会編『幕末・明治名将言行録』(原書房、2015年)
小林一三の名言
2つ目は小林一三の言葉です。小林一三は阪急百貨店や東宝、宝塚歌劇団の生みの親です。小林一三が提唱した全国中等学校優勝野球大会は現在、夏の甲子園大会として定着しています。
そんな小林一三の名言がこちらです。
「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」*2
*2 真山知幸 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)
湯川秀樹の名言
3つ目は湯川秀樹の言葉です。湯川秀樹は中間子論を提唱し、1949年に日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞した人物です。
そんなの湯川秀樹の名言がこちらです
「一日生きることは、一歩進むことでありたい」*3
*3 真山知幸『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)
おわりに
どんな道を切り開くかは自分次第であることを、彼らは私たちに教えてくれます。
参考文献・参考サイト
- 近世名将言行録刊行会編
- 『幕末・明治名将言行録』(原書房、2015年)
- 真山知幸
- 『偉人名言迷言事典』(笠間書院、2021年)