偉人の陰にあだ名あり vol.3

はじめに

今回は、「偉人のあだ名」第3弾として「頭」に関するあだ名を持つ人物を3人紹介します。

金柑頭

1人目が明智光秀です。織田信長の家臣でしたが、本能寺の変を起こしました。その後、山崎の戦いで豊臣秀吉に敗れたことから、「三日天下」と言われました。
そんな明智光秀には「金柑頭」というあだ名がありました。
三谷幸喜さん脚本のミュージカル「日本の歴史」では明智光秀のあだ名をネタにした演出がありました。

さいづち頭

2人目が石田三成です。豊臣秀吉の家臣でしたが、関ヶ原の戦いで徳川家康に敗れました。司馬遼太郎さんの『関ヶ原』という作品は石田三成を題材としており、過去に映画化されたこともあります。
そんな石田三成には「さいづち頭」というあだ名がありました。
意味は「木槌のように額と後頭部が出ている頭」だそうです。どのような頭かイメージできそうです。

巨頭宰相

3人目が桂太郎です。明治時代から大正時代初めにかけて三度首相になった人物です。第一次護憲運動を引き起こした人物でもあります。
そんな桂太郎には「巨頭公」「巨頭宰相」というあだ名がありました。桂太郎は脳の重さが1600グラムあったと言われています。
なお、桂太郎には他にも「ニコポン」というあだ名があります。

おわりに

今回は「頭」に関するあだ名を持つ人物を紹介してきました。
あだ名禁止の学校も登場する今日では口にできなそうなあだ名ばかりですね。

参考文献・参考サイト

佐々木隆
『明治人の力量 日本の歴史<21>』(講談社学術文庫、2010年)
本郷和人
『東大教授が教える やばい日本史』(ダイヤモンド社、2018年)
拓殖大学
拓殖大学歴史ミュージアム(https://historium.takushoku-u.ac.jp/trivia/01.html)(参照:2022-10-23)